Embed Notice

バンドマンっていろんな人がいていろんな考え方もあって生き方もある。が、割と共通してる所もある。彼らは総じて陰謀論に弱いんだ。浅い理解で好きなミュージシャンを神格化して崇めたりしてしまうとその傾向が強くなる。神格化されたミュージシャンのように"巨悪と戦う孤高の戦士"的なものに自分もなりたいと考えてしまうと陰謀論者への扉が開く。
そして、バンドマンたちは常に新しいものを探している。既成の概念や視点、ある"べき"のべき思想、そんなものを超えた新しいものを取り入れて自分の音楽を構築したいと考えたりする。時代の先駆者になりたいからね。
その彼らの目の前に横たわるのが陰謀論だ。実のところそれは古今東西あまり変わり映えのしない"真実を知るのは我らのみ！"精神でできていて、その材料が時代に合わせて変わるだけだったりするのだが、具材の新しさに新鮮さを感じてしまう人もけっこういる。
そして悲しいかな、バンドマンは割と真面目な人が多く、これと思ったものにどっぷりハマり込んで奥まで極めようとしてしまうんだ。だから深みにハマる。自らどんどん入り込んで行く。周りは止められない。止めたって聞きゃしない。