防災のテキストを勉強していて、災害対応に日本以外の先進国は、ICS(Incident Commans System)というデファクトスタンダードを共通で採用しており、効果的な緊急事態対応ができるようになっている、というのを知って、やっぱ、普通はそういう標準的なマネジメントシステムを構築してあるものだよね、と思いました。
毎回毎回、体勢を作っていたのでは非効率的ですから、標準化できるものはあらかじめしておいて、標準化できないものに多くリソースを割くようにしないと、到底災害対応は周りきらないと思います。
ICSも1990年代〜2000年代にアメリカで発展し構築されてきたもののようですが、このあたりも、失われた30年とかぶりますね。
海外の報道で、事件などの記者会見を見ていると、担当者が何人か入れ替わって順に説明していくスタイルで、どの国でも同じようにしているので、どういうルールになっているのかな、と思っていましたが、これがICSのやり方なのだと知って、なるほど、と納得できました。