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#ニュース
"一般論として、データやファクトが上で、エモーショナルが下と見下すカルチャーは、女性蔑視に基づく性別役割分業の考え方に少し似たところがあります。科学技術や専門職は男性、ケアや感情労働は女性、前者は社会的ステータスが高く、後者は低賃金か無償労働という、あの差別です。ジャーナリズムもこの構図に沿って、政治や経済などのハードニュースの担当はエリートコースの男性、感情やパーソナルなソフトニュースの担当の多くは女性という分担も長らく墨守されてきました。エモいと言われ、それに朝日の記者たちが慌てているように見えますが、エモくていいじゃないですか。この批判に慌てているのは、たぶん、マッチョ的本流にいる朝日新聞記者たち自身の心の中に、どこかでエモい＝ソフト＝低次元という発想が巣くっているからではないでしょうか。そんなことを言われても気にせず、プロとして自分たちがよいと思うジャーナリズムを堂々と追求していけばいいし、実際、ここまで述べてきた通り、そこに現在のジャーナリズムの問題があるとは思えません。
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https://digital.asahi.com/articles/ASS6W1TM5S6WULLI005M.html?ptoken=01J1P3EFATB1JXDDA99Z9JW9ZW