フィリピンの医療専門家や元政府関係者の中には、米国の反ワクチン運動に衝撃を受けた者もいた。彼らは、米国の運動が既に弱い立場にある国民を搾取していると主張している。フィリピン予防接種財団の事務局長ルル・ブラボー氏は、2016年にフィリピンで導入されたデング熱ワクチンに対する国民の懸念が、予防接種全般に対する幅広い懐疑論に繋がったと述べた。国防総省のキャンペーンは、こうした不安を食い物にした。
「人々が亡くなっている時になぜそうしたのか。私たちは必死だった」と、パンデミック中にWHOと比政府の元顧問を務めたニーナ・カスティーヨ・カラダン博士は語った。「私たちには独自のワクチン生産能力がない」と彼女は指摘し、米国のプロパガンダ活動は「傷口に塩を塗り込むようなものだった。」
アロヨ大統領の下で保健大臣を務めたエスペランサ・カブラル氏は、比国民は、2021年3月に国内で初めて入手可能になった中国のシノバックを信頼したがらなかったと述べた。カブラル氏は、米軍の秘密作戦については知らなかったと述べた。
「コロナで亡くなる必要がなかった人が、コロナで亡くなったことは確かだ」と彼女は語った。【5/6】
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