コロンブスのMV評を色々読むうち、「ボーン・セクシー・イエスタデー」を思い出したな。きのう生まれたばかりのように無知・無垢、かつセクシーな女の子。こういうヒロインを主人公が育成しながら愛を育むみたいなやつ。
このパターンは映画『フィフス・エレメント』や現代版人魚姫の『スプラッシュ』など挙げたらキリがない。エヴァの綾波レイなんかも典型例。綾波レイは主人公の母親のクローンで恋愛には発展しないから完全一致とは言えないかもしれないけど、「ボーン・セクシー・イエスタデー」の条件にある、「自身のセクシーさに無自覚である」「主人公との関わりによって様々なことを学んで変わってゆく」などセオリー通りで、ウケる要素の詰め合わせみたいなキャラクターだった。
コロンブスのは恋愛のフィルターなしモロ出しだからヤバさが際立ったけど、「無知な相手を教育して尊敬されたい・慕われたい。優位に立ちたい」欲求を満たす創作物は、見る側がそれに無自覚なまま、大量に摂取してきての今なんだろうね。