「弟子のシンドラーが著した『ベートーヴェン伝』によれば、フランス革命の英雄ナポレオン(1769~1821)に共感を覚えていたベートーヴェンは、ナポレオンをたたえる曲として新しい交響曲を書き上げます。
ところがナポレオンが「皇帝」に即位したとの知らせを聞くと、「奴も単なる俗物に過ぎなかった。これから、人々の人権を踏みにじって、自分の野心のためだけに奔走し、誰よりも自分が優れていると誇示する暴君になるに違いない」と激怒。楽譜の表紙に書かれたナポレオンへの献辞を破り捨て、新たに「ある英雄の思い出のために」と書き込んだと伝えられます。」
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ベートーベンにナポレオンやコロンブスと一緒に旅をさせるとか、ベートーベンに対する嫌がらせみたいなものだし、ベートーベンがそんな理不尽な罰ゲームみたいな扱いを受けるべきいわれはないので、例のMVは公開停止になって良かったと思う。
しかし日本の音楽界はベートーベンらを「楽聖」などと言って持ち上げるわりに実際のところ敬意ゼロなんじゃないかね。