死亡届の集約をしてみると、1〜2月の届出は平年の倍増、3〜4月は3割増ということで、現在、関連死として届けられているよりもかなり多いのでは、という推測です。
能登地震は、これまで関連死が少ないと言われていて、それが能登地震の対応がそこまで悪くはなかった、の根拠になっているところもあるように見えますが、実際はそんなことはないのでは、という話になるかと思います。
これまでなされてきた「能登地震では行政の努力によって関連死が抑えられている」という解説については、これだけ避難所生活が長引いていて、しかも高齢率が高い地域で、いっとき一次避難所に避難を呼びかけただけで、関連死が少なくなるものだろうか?とかなり疑問に思っていたので、今回の集計の方が納得できます。
「県と4市町の人口動態を毎日新聞が集約したところ、奥能登の1月と2月の死亡届(計525人分)は、2019~23年の同じ時期の平均(266人分)より259人分多かった。」
奥能登で3、4月の死亡届が3割増 災害関連死さらに増える可能性
https://mainichi.jp/articles/20240611/k00/00m/040/194000c