ほぼ飢餓状態にあるガザへの人道支援食糧を積んだトラック。そのガザ入境を阻止しているイスラエル人市民は何をどう考えているのか。直接話を聞いたこのポッドキャストはとても興味深かった。
話を聞いてみると、特別あくどい人たちでもなさそうだけれど、誤情報にもうどっぷり染まっていて、「世界が何を言おうか全部そちらは嘘、ガザ域内の子どもまで殺すのは不本意だがハマスのせいだからもう仕方ない、今やらなきゃやられるんだ」という揺るぎない確信。
阻止行動にまでは出なくても、おおむねこんな考えになっている人たちがこのポッドキャスト記者によるとユダヤ系イスラエル市民の間ではマジョリティらしい。
聞いていて思ったのは、過去の日本や、いま外国人排斥を言い始めている人たちの振る舞い。ある集団の人たちを恐怖と被害者意識で追い込み誤情報を与え続ければけっこう簡単に狂気集団って作れてしまうものなのかも。