『関心領域』の感想を読むと、森達也の罪って重いなと感じる。誰でも鬼畜の所業をしえるという物言いが浸透したことで(その主張自体が間違っているとは思わないものの)、歴史的に特異な悲劇についても「共感」の枠組みで考えようとする人があまりにも多い。