映画『日独裁判官物語』(1999)見たよ〜〜〜...テロップの文字がかぶってたり字が黄色で見づらいパワポふうの安っぽさだったりして、いかにも素人ががんばって作ったドキュメンタリって感じだし、日独裁判官物語なのに日本の裁判官一人も出てこないっていうタイトル詐欺だったのだが、一つ歴史的画期をなす事件について覚えた。
青年法律家協会の会員だった宮本康昭判事補の再任拒否事件(1971年)をきっかけに司法の独立が人事によって損なわれる慣例ができてそこから一気に司法における人権どころか司法界全体の人間性が損なわれる事態に堕落の坂を転げ落ちてきたのだと分かった。なにしろ本編に本人降臨してっからなw 「元」裁判官として...組織の権力がどこから来るかといえば人事なのだというのはいま興味を持ってる革命の歴史を知る上でも大きなヒント。職権を振るうにあたってその結果を人事で掣肘できるようではなんの独立性もないということだ。
【映画「日独裁判官物語」1999年制作(制作・普及100人委員会) https://youtu.be/FLbp39nxlw4?si=AtgUd47g8konJ0yr