誹謗中傷事件で窮地に陥った呉座さんも、自分の地位回復、ひいては幸福のために行動する権利はあります。その際に、いったん振り上げてしまった拳を下ろすのも一つの作戦です。しかしそれは、本件をネットで騒いで女性の悪口を言う楽しいイベント、としか捉えていない連中には詰まらないことでした。
言い換えると、ネットで騒ぐことが目的の連中にとって、騒ぐ口実としての利用価値が低下したので、呉座さんが切られて雁琳が持ち上げられたのです。飽きたおもちゃを捨てるように。そのような連中の中には、元大学教員の大月隆寛までいる有様です。
まあ中には、雁琳敗訴で風向きの変化を悟ったのか、どっちもどっち的な言い方でお茶を濁そうとする東浩紀氏のような人もいますが。悟るだけマシでしょうか。むしろ自己保身の術に長けたネット遊泳術師とでも批判すべきなのでしょうか。