もっとも、私が半年後に集められた呉座さんのツイートのスクリーンショットに含まれないものが、日歴協の挙げたツイートの半分ぐらいにはなります。つまり日歴協有志は、事態発覚するや速やかに情報を収集して対応を協議していたのであり、そのことを呉座さん側は軽く見ていたのではないでしょうか。
ましてや判決文でも一蹴されているように、日歴協声明とオープンレターが「つるんでいる」かのような陰謀論まで展開するとなっては、敗訴は必然だったでしょう。書かれたものを読まず、書かれていないことを読み取ったのです。率直なところ、訴訟戦術に疑問を感じざるを得ません。
判決から一週間余り、今のところ控訴の報は入ってきていません。個人的願望としては、呉座さんの再起を期待するからこそ、無為な訴訟はここでやめてほしいと思います。長期的には、和解や敗訴をきっかけに呉座さんが「ネットの友達」の問題を悟れば、事態の根本的な問題は解決すると思うのです。