〈「共在者たちの純粋なわれわれ関係にある場合を除いて、われわれは、独自な生活史的状況にある他の人の個人としての独自性を把握することは、決してできないといえるだろう。他者は、せいぜい部分的自我として、常識的な思考の構成概念のなかに姿を現わすにすぎない」 (Schutz [1973-1983:67])〉奥村隆『他者といる技法 コミュニケーションの社会学』(筑摩書房、2024)