季節外れも甚だしいが、クリスマスの思い出。
自分はクリスマスには狂乱の激混みで賑うフライドチキンフランチャイズ店でバイトしてた。で、足りない人手を補うためにやって来たのが恐らく知的障害を持つ子だった(見たところ10代)。高音の油を使うキッチンはバイトでも熟練さんしか入れないので、我々下っ端の者はサイドメニューを扱う別キッチンか接客に回る。彼女は接客は苦手なようでサイドキッチンに回された。
が、いろいろが覚えられない。ただでさえ忙しいのだが、加えてクリスマスの狂乱。優先順位をテキパキと決めながら(時には変えながら)入る注文をこなさなきゃならない。彼女はオロオロしっぱなし、周りは"使えない"とイライラしっぱなし、次第にキッチンの隅で立っているだけのような状態になった。
自分は気の毒に思ったんだ。"自分は役に立たない"と自覚しながらキッチンの隅で立っていなきゃならない時間はどれほど辛いだろう。なんて言うか、共感したんだ。お達者なプロミュージシャンの中に放り込まれて"トーシローが何ができるの?"みたいにガンガン無視されながら楽器を抱えて立っていなきゃならない時間を想像してしまって。あんな辛い
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