現在のパレスチナ/イスラエル問題の一つの淵源に、第1次世界大戦中の3枚舌外交と言われるイギリスのアラブ人、ユダヤ人双方へのそれぞれ背反する約束と、大国同士の分割統治の秘密協定、結果として生じたオスマン帝国敗北、その後の国際連盟による委任統治の流れがあるわけだが、3月に松本でやった本読みデモで、早尾貴紀さんから話を聞いてすごく納得したのは、イギリスによるパレスチナの委任統治が決定した同じ時に、日本の南洋諸島への委任統治も決まっているもので、植民地主義を同様に推進した国として、パレスチナの問題は決して、西欧と中東のみの問題ではなく、日本との関係も深いということだった。