問題は、除染土の再利用そのものではなく、環境省の詐欺的な広報です。
私は、除染土の再利用については、平時のクリアランス基準との齟齬や管理の方法など、技術的な課題はあると認識していますが、必ずしも否定的ではありませんでしたし、もっと前の時期には、原発事故の負担は分け合うべきだという考えから、積極的に賛成していました。
ただ、パンデミック前あたりから、環境省が詐欺的な広報を始めたことに気づいて以降、再利用に慎重な方向に舵を切り替えました。
人を騙すお先棒を、私は担ぎたくありません。
私同様、原発の利用についてもそうですが、技術的な安全面よりも、それを行う実施主体が信用できないから、事業に反対する、という人は非常に多いはずです。