『虎に翼』、好きなキャラはよねさんなんだけど、自分に属性が近いのと描かれ方に注視しているのは崔香淑なので、女子部メインキャラみんなそれぞれ抱える困難が描かれているのに崔香淑だけまだ単独エピソード貰えてないことにはやっぱり不満がある。
作中で主人公たち女学生がああした女性差別に晒されているのは史実からしてもリアルな描写なんだけど、崔香淑は女性差別と植民地差別を受けてるはずで、「女のくせに!」とは言われても「植民地民/朝鮮人のくせに!」とは言われてないのは、考証からしても明確に嘘なんだよな。これ本当に良くないと思う。植民地主義の漂白。
国が戦争に向かう中で最初に弾圧されたのは、(日本人の明確な反戦論者よりも)疑わしいとみなされた植民地出身者なので、作中でこれから戦争を描くにあたって主人公に戦争の訪れを感じさせるための事件が起きて、最初の被害者になるのが崔香淑なんだろうなぁと私は思っているけど(当たってたら褒めてね)。
この読みが当たっているなら、決定的なことが起こるまで崔香淑は主人公の側でお友達をやっているだけのキャラクターとして描かれるのかもしれない。植民地主義/民族差別を「なかったこと」にした描写がこのまま続くのではないかと毎話ヒヤヒヤする。
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