先日、浜通りでは工場誘致と建設が多くなされているけれど、工場に勤めるために戻ってきた、という地元の人には、ほぼ遭遇したことがない、という話を聞いて、それは当然と思いましたが、2014年の段階で、ダイアログで私と同世代の人がそのことは指摘していたことを思い出しました。
高齢の政策決定者たちは、国も地元も、復興のために工場誘致をというけれども、そもそも、戻ってくる人ややってくる人は、工場に勤めたいわけではないから、必ず仕事のミスマッチが起きる。
また、そもそも製造業の工場の製造ラインは、現在は自動化が相当に進んでいるので、雇用数も多くはならず、むしろ今後必要とされるのは、製造ラインの機会を管理・操作できるオペレーターで、そのスキルを持っているのは、いずれにしても地元にはいない。自動化はさらに進むので、工場そのものはほぼ無人、ということになる。
工場誘致で人口回復、という発想自体が、時代から遅れていてナンセンスだ、という内容でした。