人権というものを『沢山のことを手に取っていく』ような贅沢と似たイメージを持ってる人、案外多いのかも。そうじゃないのにね。人権っていうのは『ここから先は何があっても侵犯させてはならない最低ライン』なんだと思うけどな。
人権について考えたときに人権の数々を見たり知ったりして「そんなにあれもこれも欲しがって、身のほど知らずみたいで恥ずかしい」と感じるなら、そこちょっと待ってって思う。「欲しがってる」んじゃない、「奪っていくな。侵犯するな」なんだよって。
人権を贅沢品だと思っている人にとっては、民主主義や市民運動は『身のほどをわきまえることを知らない恥ずかしい人たち』に見えるんだろうな。
人権を贅沢品と思う人と奪われてる人の間に壁がある。人権という教育が与えられていないことの弊害が大きな壁になってる。 市民が連帯できない障害になってる。
『人権リテラシー』という言葉を目にしての雑感。