小津のこと退屈とかつまんないって言ったらバカで無教養みたいだけど、だって退屈じゃんね。観てて何度も意識が飛んだわ。あと芸術的というより相当大衆的。説明が過剰だしキャラクター造形もわざとらしい。【でも】沁みる。おそらくは小津ばっか見てると、小津のリズムに同化してきて小津小津小津!ってなる。そういうタイプの監督なんだろうなと。でも、そうじゃなかったら、人物みんな「ああ」「まあ」「やあ」って言ってから話し始めてるのとか笑うしかないでしょ。「子どもは大きくなると親がどうでもよくなる」とかそんなんみんな知ってる当たり前の真実で、そんなことは「大発見」でもないしね。