まるで戦争準備の一環のように、自衛隊員が戦死したらどうするのかという議論が始まっています。
例えば、陸上自衛隊の火箱芳文・元幕僚長が昨年、「日本会議」の機関紙に「国家の慰霊追悼施設としての靖國神社の復活を願う」という文章を発表しました。「近い将来国を守るため戦死する自衛官が生起する可能性は否定できない。我が国は一命を捧げる覚悟のある自衛官たちの処遇にどう応えるつもりなのか」と問い、靖国神社を国の施設にするように訴えたのです。
陸自での問題発覚後、山田宏・自民党参院議員は1月の産経新聞のインタビューで、「国のために尊い命をささげられた英霊を、自衛官が参拝するのは当たり前だ」と述べ、靖国神社への「部隊参拝」などを禁じた1974年の次官通達を見直すべきだと主張しました。
https://digital.asahi.com/articles/ASS3H5RSRS38UPQJ00L.html