EUの戦略については、こちらにプレスリリースがあります。解説するニュースも出ると思いますが、まずはソースにあたってみましょう。
EDPS launches pilot phase of two social media platforms
https://edps.europa.eu/press-publications/press-news/press-releases/2022/edps-launches-pilot-phase-two-social-media_en
以下は私の解釈です。
EUは、EU以外が提供するプラットフォームに依存して情報発信をしていては独立性が確保できないため、自らの手で発信しようとしています。
そして、広告をはさまず、個人情報を解析させない、プライバシーとデータを保護する代替のソーシャルメディアを提供しようとしています。
この役割を果たすものとして、今回はマストドン(Mastodon)とPeerTubeが選ばれたようです。
マストドンはTwitterの代替、PeerTubeはYouTubeの代替となるシステムです。
いずれも、ActivityPubと呼ばれる、SNSをWebのような分散型で実現するプロトコルに基づいて設計された、実績のある仕組みです。