昨日もふれた原爆投下後の広島との類似性ですが、広島の被爆者もまたアメリカと倒錯的ともいえるゆがんだ支援ー被支援がなされています。
たとえば、「原爆乙女」とよばれた原爆投下によって顔などにケロイドを負った女性たちが、英語が流暢であった広島の牧師谷本清氏の尽力によってアメリカ人からの支援を受けて、渡米し治療を受けたことなどもあります。
この時、谷本清氏がアメリカの「This is Your Life」という人気のテレビ番組に出演した映像がYoutubeに残っています。
番組の途中、谷本氏には事前の予告なく、エノラ・ゲイの搭乗員が登場し、谷本氏が困惑している様子が見て取れます。
谷本氏自身も被爆者であり、原爆投下後の凄惨な広島で救援活動をした経験者でもあります。
もちろん、当時は(も)、原爆投下はすばらしかったというアメリカ国内のストーリーに添ったもので、谷本氏は「見せ物」にされたわけです。
IAEA−福島の関係も似たようなところがあります。
私は、これまでも繰り返しているように、原子力の平和利用に反対するわけではありませんが、しかし、福島の人間に原子力を賛美させたいのか、我々は見せ物ではない。ふざけるな、と思います。
https://www.youtube.com/watch?si=5u6OH_FJd1vCYlh0&v=9cdzg01Gp9Y&feature=youtu.be