『憲法審査会の状況/逢坂誠二』
「衆院憲法審に属す5名の裏金議員は、起訴、逮捕はされてはいないものの、裏金の形式は、起訴、逮捕された議員と同様と推測されます。つまり起訴、逮捕されていないからといって、問題がないわけではなく、国会議員としての地位の正当性に疑念があるのは事実です。
このような状態の議員が、最高法規である憲法を議論し、しかも国民投票を求める改憲の主張をすることは、理解できるものではありません。」
「私は、憲法審の筆頭幹事として、この説明や正当性を主張する場として、政倫審への出席をお願いしています。特段、政倫審への出席にこだわるわけではありませんが、裏金の内容説明や自己の正当性の主張は極めて大事なことです。これがやれないなら5名の裏金議員が、憲法審において最高法規である憲法の議論を行うのは難しいと考えています。
自民党からは、政倫審への出席などをはじめ、裏金議員の説明などについて、まだ返答は来ておりません。
自民党は、今回の裏金事件を重く受け止めなければなりませんが、平時と同じように考えている節も見受けられます。」