アカデミー賞の件で気持ちが沈んだのでマンガ読も。。と『コミックビーム』読み始めたら、ひとつも心を楽にしてくれる連載がなかったのでさらなる傷を負って帰ってきました。
『月刊コミックビーム』2024年4月号
『隙間』
台湾の漫画クリエイター、高妍(ガオイェン)が描く、沖縄に留学してきた台湾の少女の政治とプロテスト。
実在の編集者、鄭 南榕(ていなんよう)の言論の自由と台湾の自由をかけた焼身自殺。
彼は記者の名前を明かさずに雑誌「自由時代」を刷った。内乱罪で起訴され捕まる前にガソリンを撒き編集部で焼身自殺を遂げる。享年41歳、その年は1989年。
台湾はその後、言論の自由を獲得し民主化運動が加速、今では東アジアで唯一同性婚のできる国でもある。
鄭 南榕の娘は言う。「焼身自殺の決意を知った母が泣いた、あなたが死んだら台湾はこの後どうすればいいのかと」。鄭 南榕は答えた、「あとは君たちがやるんだ」
反抗は
誰かがやるものではない。自分で声をあげるものだ。
強くなくとも、強いものの後を引き継ぐのでいい。
投票、言論、民主主義を信じること。できることはたくさんある。
政治について冷笑することの愚かしさ。おれたちに逃げる道など残されていない。何ができるか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/鄭南榕