最近、ハフポでも「風評憎し」を拗らせた感じの記事がしばしば載るようになっているのですが、福島関係の40代前後の男性のなかに、おそらく、事故直後の福島バッシングがトラウマになっていて、それによって、福島復興や福島愛を盾に他者への攻撃性を強めている層が一定数存在しているのだろうと推察しています。
家父長的文化のなかで、「男は強くてはならない」との規範意識を強く持つ男性ほど、自分の「傷つき」を認めることが難しく、自分の傷を、他者攻撃によって発散しているところがあるのだろうとは思います。
女性では、こうしたタイプの人はほぼ見かけないからです。
こうした心の傷問題に解決策を見つけるのは容易ではありませんが、しかし、福島復興や福島愛を、通常認められないことを認める道義的理由にしてはいけない、と思います。