共同親権問題で思い出すのは、福原愛さんの件です。
私は、福原愛さんの離婚トラブルと子供の親権問題の背景には、夫のモラハラがあると推察しています。
ところが、日本で報じられるのは、女性側の福原さんがいかに非常識で、どれだけ夫が気の毒か、というエピソードばかりです。
このように夫側の言い分のみを一方的に認めることが常識になっている日本で、共同親権をそのままとおると、同じ事例が頻発することは想像に難くありません。
広末涼子さんの案件も、夫はモラハラ気質であると私はやはり確信していますが、こちらも起きたのは、一方的な夫側の主張のみ正当化し、女性を非常識扱いするバッシングのみでした。
双方で協議すればいいだけのところ、あの局面でわざわざ記者会見し、女性側を貶めるような発言をするのは、女性を社会的に辱めて懲罰を与えようとするミソジニーメンタリティに基づかなければありえないことです。
このように、男性の言い分のみが圧倒的に認められる現状の日本社会での共同親権は、女性にとって「地獄」をもたらすだけ、と私は思っています。 [参照]