震災に関連しても、雑談していたときに、たとえば、津波で家族全員を失って一人残された男性のエピソードは、報道でときおり見かけるけれど、同じ境遇の女性の話はほとんど見かけたことがない、という話が出ました。
地震や津波などの物理的被害の場合、体力のない女性や子供の方が絶命しやすいという条件差があったとしても、自分以外の夫子供・家族を全員失った女性もきっといたに違いないのに、そうした女性のエピソードが報じられているのは、私もほとんど記憶にありません。
このあたりも、報道のジェンダーバイアスが効いているのではないか、という気がします。