“自身の特権に気づかなければ、マイノリティーの声は不愉快なものでしょう。フェミニズムをはじめ、マイノリティーの運動は、まさに社会の構造を問い直すものです。社会に「トラブル」を起こすのです。当然、マジョリティーの立場にある人にとっては、自らの特権性を突きつけられる耳の痛い話です。
ですから、トラブルにフタをしてしまおうという抑圧は常に生まれます。マイノリティーが声を上げたり、それが取り沙汰されたりすることが「優遇」に見えて、いら立ちを覚える人たちが出てくるのです。”
→「今は多様性の時代」という言葉の危うさ 問うべき社会の構造とは:朝日新聞デジタル