"貧しい国の出身だから、姉は、収容施設の中で、ちゃんとした医療を受けられなかったのだろうか。
私たちが貧しい国の出身だから、姉の死後、どんなに頼んでも、姉の映像をすぐに渡してもらえなかったのだろうか。
私たちが貧しい国の出身だから、入管は責任を認めようとしないのだろうか。
この裁判で、入管側が、姉がスリランカの人間だから賠償金が低くあるべきだ、慰謝料も安くないとおかしいと主張していると知りました。これは、大変な不正義だし、明らかな差別だと思います。
日本では、金持ちと貧しい人で、命の重さが違うのですか?人の苦しみや哀しみの深さは、金持ちと貧乏な人で違うのですか?同じ日本人でも、貧しければ慰謝料が安いのですか?それとも、国籍によって安い命と大切な命が分けられるのですか?
私も、あなたも、人間です。命の重さにも、苦しみや悲しみの深さにも、違いはありません。"