こういう被災地域の課題について指摘したときに、ヤフコメには顕著にあらわれていますが「気の毒なところをがんばっているのに批判するなんてひどい!」というお気持ちコメントが多く見られるのですが、そうしたたんなるお気持ち寄り添いが常態化したせいで、福島県の県政関係者や意思決定層のなかに「なにをやっても許される」という甘えた風潮をつくりだしたのだと思っています。
自分たちと違う立場や考え方の人も世の中にはいる、ということも忘れ、なにをするにも国におんぶに抱っこの、東京のエリートへの依頼心べったり、自分たちで努力して頭を絞って、現実を改善する努力を怠り、なによりも大切なのは自分と仲間の面子を守ること、といった地域に明るい将来があるはずがありません。