そして、よくあるパターンとして、カフェや補助金を併設する書店に対する破格の補助金制度を用意し、結局、それはうまく機能しないで、補助金頼みで過剰な設備投資をしたところは、本体ごと潰れて、あとはぺんぺんぐさも生えない荒地が広がる、という展開だと思います。
こういうやり方をすると、自力で先行して生き残り努力をしてきた書店の士気を大きく削ぐことにもなり、いいことはなにもない、と福島への補助金制度のあり方をずっとみてきた身としては、強く指摘しておきます。
補助金制度は、妙な制約が多く、優良事例を目指して作ったはずなのに、補助金制度に乗った瞬間に見かけは同じなのに中身はまったく別物に変質してしまうというのが普通だと思います。
一方、設備投資については過剰な投資が可能な立て付けになっているので、まともな経営感覚をもってやっていたところもうっかり過大に投資した結果、補助金があるうちはいいですが、切れた瞬間に火の車になる、といった展開も頻発します。