#ウィシュマさんを忘れない
これまで、入管の施設で、また強制送還の途中空港で、1993年から2022年まで27人の外国人が死亡している、いや殺されている。それより前、大村収容所では、1953年から1964年まで13人が、死亡している(https://sarutora.hatenablog.com/entry/2023/03/29/001116)大きく報道されることもなかったそれらの事件のことを、多くの日本人は「忘れる」以前に「知らない」ままだった。
「日本人は、あそこでなにが起こってるか、ぜんぜん知らないよね」
そう言うと、ハヤトはきれいな茶色の瞳でまっすぐこっちを見た。(中島京子『やさしい猫』p.227)
https://sarutora.hatenablog.com/entry/2022/04/24/003735
しかし、私たちは、ウィシュマさん事件が大きく報じられたことによって、入管で何が起こっているか、知ることになった。そして、だからこそ、私たちはそれをもう「忘れる」ことはできないのである。