講演続き。
#ダニーネフセタイ
with #永尾俊彦 (大阪の国旗国歌条例に詳しいルポライター)。
永尾俊彦「大阪の国旗国歌条例…職員基本条例:3回続けて君が代を起立斉唱しないとクビとなる。
これに対し、たたかう教員の高裁判決(棄却だったがどこの新聞も報じていない。取材に行ったのも自分だけ)
君が代がどんな歴史があって、どんな使い方をされてきたか
子どもたちに全くと言っていいぐらい伝えられていない
ただ卒業式・入学式の時に
「歌いなさい」と教員に言われ従う
これを教育でなく調教だと批判する良心的な大阪の教員が少なからずいる
日の丸君が代問題は
現在の教育の問題の根本
子どもたちに考えさせない。
批判された時に
考えの違う人たちと寛容に冷静に自分の意見を主張し
相手の話を聴いて対話する
子どもたちの生きていく上で最も必要なこういう能力
こうした教育が大阪は特になされていない
大阪市の元校長・久保敬さんの提言書
(全文=https://digital.asahi.com/articles/ASP5N6KWMP5NPTIL00R.html)
松井市長(当時)に提言したが
提言しただけで文書訓告という処分が下る
『国のために死ぬのは素晴らしい』というダニーさんの著書のタイトルそのままの状況になってきている」
ダニーネフタセイ「軍人のためじゃないんだけど
教育によって簡単に作られちゃう
自分たちのやってることは国のためで正しい、人を殺すことも正しい、と
でも教育はとんでもないいいところにも持っていける
それは忘れちゃいけない
提言出した先生も
おかしいと思ってる先生いっぱいいるの
そういう人たちの追い風を与えなくちゃいけない
あなたたちを見捨てませんよ
ちゃんとあなたたちをバックアップしますよ
ということを私は今すごく感じているところです
講演後の質問や懇親会で聴いた
数年前大分で
講演後残った人たちで3時間ぐらい話した
現役の中学の社会の先生は
「みんなに知られてないでしょうが
私たち教員の使命とは何かというと
考えられない人間を作ること
表では誰も言わないけど
実際に国から与えられる使命
定年退職した先生から聞いたことはあるが現役の先生からは初めて
みんなもうびっくり
「いや、こういうもんだよ」って彼が言った
今回広島でこの話をしたら
やっぱり中学の先生がいて
「そうだ!まさにそうだ。これが私たちの国から与えられた使命。
考えない人間を作ることです」
(広島は"はだしのゲン問題"も記憶に新しい)
考えられない人間を作ると
目の前ではすごい楽。
考えられない人間をコントロールする
それ以上楽なことはない
なんでも従うの
ところがこれ
長い目で見ると
国にすごいマイナスばっかり
今日本は
中台韓に負ける
これは偶然じゃない
こっちは
考えられない人間を作った
向こうは
考えられる人間を作った
負けるに決まってるの
国のために考えられないだけじゃなくって
人権とはどういうもの?
それも考えられなくなっちゃうの
日本を貶すわけじゃない
イスラエルも全く同じ
時々私聞かれる
「なぜイスラエル人は入隊する時何も考えないの?どういう気持ちで入るの?」
じゃああなたは中学から高校に行ったときに
なんで高校に上がるのって考えたかって考えないの
全部歪んだ教育によってこうなります」