「女」 石垣りんそれでもまだ信じていた。戦いが終ったあとも。役所を公団を銀行を私たちの国を。あくどい家主でも高利貸でも詐欺師でもない。おおやけというひとつの人格を。「信じていました」とひとこといって立ちあがる。もういいのです、私がおろかだったのですから。#非戦詩#反戦詩