イスラエル軍元兵士が語る非戦論 (集英社新書)ダニー・ネフセタイ著を読んだ。
◎「わたしは社会の問題に取り組む余裕がないので、社会的な活動をする人にわたしの店と食事を提供しています」と語るカフェオーナー
◎刀など、武器を美しく思う美意識も「殺される側」の視点から疑う
◎埼玉県入間基地では、戦闘機を披露する「入間航空祭」が、よりによって「文化の日」に行われている
◎条件付きでも武器に頼るとキリがない。だからこそ、憲法は「絶対に戦争反対」を謳った
◎お隣さんと話が合わない時は、言葉の力を磨き抜く
◎憲法18条「苦役からの自由」により、現在徴兵は違憲とされる。憲法に自衛隊が明記されると、これが合憲になりうる
◎2015年防衛医大入学チラシには「苦学生求む!」
◎日本の軍事費は1秒21万円
◎原発産業と軍事産業は「少数の利益のために多数が犠牲になる」産業
◎アメリカ武器メーカーはイスラエル以外の中東諸国には、イスラエルに売ったものより性能の劣る武器しか売れない(ユダヤ・ロビー)
◎2019年、イスラエル軍の死亡者のほぼ半数は自殺
◎イスラエルの軍人には左派も多く、休日には戦争反対のデモにも行く。しかしパレスチナへの加害性に関しては正当化する
◎以前はパレスチナで殺された人の遺族感情を察することができたが、今はパレスチナ人を殺しても批判するのは一部の左派だけ
◎ビンラディンは9.11を起こした理由にイスラエルへの援助をあげており、「女性や子どもを殺される痛みを味あわせなければわからない」と話していた
◎武器には魔力がある。武器を持つと「暴力で解決できる」と考える思考回路に変わってしまう