暇アノン事件にしてもそうですが、女を抱いたりはべらせたりするのに大枚をはたく連中が大勢いるのだから、女を殴るために金を投じ騒ぐ連中がいたとしても、残念ながら不思議ではありません。問題はその欲望が制度化されるということ、つまり政策として「弱い者いじめ」をすることです。
ネトウヨとは畢竟、中韓を差別することで何もしない自分が偉いように思い上がる欲求です。この共同親権問題も通底してはいないでしょうか。ただ男というだけで、妻子を無条件で従える権利がある、という。何ら努力しなくてもチヤホヤされたい、そんなあまりに虫のいい妄念が世の原動力となっている。
じゃあどうすればいいかというと、即効薬はなにもありません。ただ、こうした相対的弱者の創出と弱者攻撃に、倦まず弛まず批判し続けるよりほかにありません。とりあえず松沢先生の共著の『分断社会・日本』を積読本から下ろしてきました。