昨日だったか一昨日にるまたんさんも書いていたけど、いまの日本で少子化対策なんてもうできることは事実上ほぼなくて、合計特殊出生率を劇的に上げたとしても、まあそのこと自体が非現実的なんだけど、ともかく合計特殊出生率を劇的に上げたとしても、人口はずっと減り続けるのよね。だって1973年をピークに日本の出生数は50年以上ほぼ一律に減り続けているわけで、出産する女性の数が、すなわち分母が減っているのだから、それに掛ける合計特殊出生率を上げても生まれてくる子どもの数は減っていくわね。
専門家がほぼ口を揃えて指摘する唯一の解決策は、来日したらすぐに働いて税金や社会保険料を負担してくれ、日本に住み続けて次世代を支える子どもを産み育ててくれる移民をどんどん受け入れることなんだけど、いま日本がしていることと言えば、税金や社会保険料を滞納したら外国人の永住権を取り上げて国外追放しましょうとか言って排外主義に熱を上げることで、外国人を安い賃金でこき使って働かせる使い捨ての奴隷か何かと勘違いしているような国に誰が魅力を感じて来てくれますかって話よね。すでに生活の基盤があって日本に暮らしている人は別として。