「悲惨なほどの格差」「ボロボロの地球環境」…「資本主義の理不尽」に、何故みんな怒らないのか? https://gendai.media/articles/-/105899
まずは資本主義に問題があり、資本主義を変えないといけないと気がつくことが大事です。マルクスの時代の思想家たちはそういうことを真剣に考えていました。彼らから学ぶことの価値は、今、むしろ高まっています。
たくさんの肉を食べられる、いい車に乗れる、みたいな豊かさの尺度もあります。それは資本主義の「商品」の豊かさです。一方、マルクスが考えた豊かさは「コモン(=共有財産)」の豊かさです。文化や知識から人のつながり、そして公共交通機関や自然環境に至るまで、そこには様々なものが含まれます。
コミュニズムの根本原理は「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて」ということです。各人が持つ「得意なこと」「苦手なこと」をうまく補い合いながら、できないことについては他人に助けてもらう、そして誰もが最低限必要とするものはちゃんと受け取れる、そんな社会がコミュニズムです。