フジテレビの「番組審議会」で感じた懸念を言語化しておきたい。
人権擁護という課題に関して「中立」や「両論併記」を装うことは、倫理に反する。
そもそも日本国憲法は、国が人権を擁護する義務を明記している。そして国際人権法の多くの条約を、日本は批准している。
すなわち、日本の人々は人権を守る義務があるのであり、人権を守る、守らないの立場には、「中立」や「両論併記」はありえない。
すべてを相対化する相対主義は、倫理の崩壊を意味する。
世の中の価値観が多様化し揺らいでいると憂うのであれば、だからこそ世界が共有する倫理規範であり国際法である「人権」を守ることが求められるだろう。
反人権言説は正義に反する。同様に人権に関する「両論併記」も、正義に反する。
https://fedibird.com/@AkioHoshi/111924225125122852 [参照]