当初、「政治にカネがかかる」理由として、私設秘書代がまことしやかに報じられていたことに対して、「そんなことあるわけないだろ」と私は確信を持っていたのですが、この記事を読んで、なぜそう思ったのか理由がわかりました。
私設秘書代は、人件費で、つまりは「固定費」です。出費金額が年間いくらかかるか、これ以上はないくらい明確にわかる費目です。
そのうえ、賃金に対しては、雇用保険労働保険、厚生年金、源泉徴収等いくつもの管理が必要になり、そのぶん、監視の目が多いということです。
人を雇用して賃金を支払うと、労働基準局、税務署、厚労省、自治体(住民税の通知のため)、いくつもの役所とのやりとりが必要になります。
そんな外の目が入りやすい費目に、「裏金」のようなやばい出所の金を使うわけがないに決まっています。
だから、政治にカネが必要だとしても、それは絶対に秘書のようなキレイな人件費ではないはずだ、という確信をもったのでした。(その時は直観的におかしい、と思っただけでしたが)