大災害の被災者になると、災害で被災した現実そのものに加えて、以下のような事象にも直面し向き合わねばならなくなります。
これは経験したことのない人には、わからないことだと思いますが、これらの事項ひとつひとつがもうひとつの災害と呼べるほどには、厄介です。
・行政をはじめとする制度の硬直性
・支援をはじめとする人間関係の複雑さ
・「被災者」というスティグマ
・ソーシャルメディアや報道によって作られる偽りの自己像
「被災者」というスティグマの意味は、わかりにくいかもしれませんが、「被災者」になっただけで、なぜか特別扱いされたり、普通の人よりも軽く扱われる状況になります。
このなかを生き抜いていくためには、誰が信用するに値するか、なにが自分たちにとって必要なのかを見極める目を被災地側も持つ必要があるのですが、馳知事の中央依存べったりの発言を見ていると、なかなか厳しそうな状況だなと思います。(ああ、福島の二の舞になるんだろうな、当時よりも日本の国力は落ちているから、輪をかけて政府はアテにならないのに…。と思っています。)