ソーシャルメディアで過疎化の進んだ被災地の集落再建をどうするかといった込み入った論争をするのは、それだけで、事態を混迷に導くだけなので、ネットでの論争はすべて無視でいいと思います。
オンラインの付け焼き刃の知識で名案や着地点が出るような簡単な話なら、すべての災害の復興はもっとはるかにかんたんなはずです。
そうでなくとも、縮小・撤退の国土計画は、過去に経験がなく、あらかじめ合意形成がきわめて難しいことが予測されるのに、それがましてや付け焼きの議論でなんとかなるわけがないです。
かといって、政治家が繰り返す「寄り添う」「皆さんの個別の事情に配慮して」だけではどうにもならないことも明らかです。
Xでの論調に流されるマスコミも、いいかげんにしてほしい、と思います。
Xでの無駄な議論を眺める前に、『撤退の農村計画』と関連論文や書籍でも読んだらいかがでしょうか。