普段は、オンラインのデマには注意しましょう、と呼びかけている人も、「福島県魚連はサヨク」という言説を眺めて、なんとなくそうなのかな、と思っていた人は少なくないと思います。
被災地をめぐる関連では、そうした状況が頻出します。
グリーンコープをめぐる福島民友の誤報についても、多くの人は、誤報の方を広く拡散し、そののちの訂正情報については、ほぼ全員スルーしていました。
私の見ていた範囲でも、「グリーンコープの福島差別ゆするまじ!」と盛んにRTしていた人のなかで、修正情報をRTした人はほとんどいませんでした。
https://note.com/ando_ryoko/n/nc11dfa3be7dc?magazine_key=m27ec35e0ad33
上記のnoteにも書いていますが、私は実際に被災地のイベントでグリーンコープの人たちを見かけていますし、被災地の団体もその訪問を快く迎え入れていました。
どれだけ良心に基づこうとも、Twitterは、ベースの情報そのものがほぼ誤っているうえ、現実認識も狂っているので、結果として、議論が盛り上がれば盛り上がるほど、現地での動きを妨害することにしかなってない、というのが実際のところだと思います。