あと東日本大震災の教訓として言えるのは、復興の司令塔を作るならば、自民党の復興加速か本部のような素人の浅知恵の集まりのようなものではなく、きちんとした会議体を作るべきだ、ということです。
会議体に入るべきは、地元の関係者に加えて、永田町と霞ヶ関に謎のパイプを持つ謎の政治学者や謎の経済学者や謎の社会学者や謎の医者ではなく、災害復興についてのきちんとした知見や経験をもつプロフェッショナルという意味での専門家に、施策担当者だと思います。
東日本大震災の時のような自民党内の復興加速化本部形式にすると、思いつきの羅列しかできない政治家に、お役所の事情がプラスされるだけという、お先真っ暗の状況しか生まれないと思います。
当時よりも国政の政治家のレベルは落ちていますし、自民党の政治家がイニシアチブをとる形になると、どれだけ自分の支持者に復興予算を山分けするか、という議論になってしまうだけだと思います。