イギリスの人気アパレルブランド「Superdry」がサッカーチームのトレーニングウェアに採用されたアサヒビールの「スーパードライ」のロゴが商標権の侵害にあたるとして訴えを起こしました。
イギリスのアパレルブランド「Superdry」は「極度乾燥(しなさい)」のデザインで知られ、47の国や地域で事業を展開しています。
Superdryは先月、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティに対し、マンチェスター・シティがスポンサー契約しているアサヒビールのスーパードライのロゴが入ったトレーニングウェアなどが商標権を侵害しているとして、イギリスの高等裁判所に訴えを起こしました。
マンチェスター・シティとアサヒビールは2022年からスポンサー契約を結んでいて、今シーズンからノンアルコールビールの「スーパードライ0.0%」がトレーニングウェアなどのスポンサーになりました。
アパレルブランドのSuperdryは「ブランドのSuperdryとトレーニングウェアのSUPER“DRY”は一般の消費者が気付かないわずかな違いしかない」と主張し、マンチェスター・シティに対し、洋服類などにおける商標権の侵害を訴え、トレーニングウェアの使用中止などを求めています。
ロンドン市民
「(アパレルの)スーパードライは日本のブランドだと思っていました」
「ビールが先なのは知っています。しかしイギリスでは洋服のスーパードライの方がビールより知られているのでしょう」
マンチェスター・シティもアサヒビールの現地法人もANNの取材に対して「コメントできない」としています。