南相馬市役所は、七尾市から東日本大震災の復興支援を受けた縁で、相手が支援要請をしている余裕もないと判断し、要請を待たずに現地の被災状況を視察に向かい、必要支援準備の手配をしている、という話、プロフェッショナルの災害対応のできる自治体ならでは、と思います。
支援要請や指示を待つのが標準的ですが、発災直後の混乱状況では、なにを頼むかの支援要請の段取りさえできない混乱状況になることもままあります。
もっともありがたいのは、必要になるものを見越して、自発的に動いて、先回りした支援をしてもらえることですが、それをするためには支援する側のスキルが必要になります。
南相馬市は、それができていて、震災時、本当に大変だった経験をきちんと生かしてらっしゃるんだな、と感心することが多いです。
過去の記録を見直していても、南相馬市の職員の方は、自分の頭で考えて、言葉で話す人が多い印象で、市役所全体で指示待ちではない動きをするところなのではないかという気がします。
能登半島地震の被災地、食糧不足に続く断水 派遣職員が被災状況報告
https://www.asahi.com/articles/ASS156VPQS15UGTB006.html