歴史修正主義は人権問題である、と私はかねてから考えていますが、それを証する一事例と本件も捉えられそうです。安倍政権下で歴史修正主義は猖獗を極め、人権は軽んじられています。自分の人権が巻き添えを食うリスクを冒しても、「目下」の人権は認めない。そういう連中が跋扈しています。
今回のクソみたいな件で一つだけよかったのは、山中恒さんがお年にも関わらずコメントを出せるほどお元気だと知ったことでした。山中さんの体験記でもある『子どもたちの太平洋戦争』は、教育勅語に支配された教育現場がいかに不条理かを描いた、忘れられない一冊です。