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広島市長、教育勅語に「民主主義的な発想ある」との見解 研修で引用 https://digital.asahi.com/articles/ASRDM6VHPRDMPITB00Y.html?ptoken=01HJ3TB4X2F0G0EQQKSDVPWR5J
呆れて言葉が出てこないですし、論外の屁理屈未満を、いい年をして振りかざす人間には、言葉で説得はできないでしょう。
教育勅語は文語文で難解な語彙に満ちていますが、それでも、具体的に挙げられている1ダースほどの徳目が最終的にかかるのは「以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」なのは自明です。道徳を守るのは自分のためでも人類のためでもなく、どころか日本人や日本国のためですらありません。天皇のためなのです。
教育勅語は明治時代ですら国際性に欠けるという国内からの批判があり、西園寺公望が「第二教育勅語」を構想したもののお蔵入りになった経緯があります。コンミューンのパリの空気を吸った西園寺には、あまりにも視野が狭いものに見えたのでしょう。西園寺が死んで大日本帝国は5年持ちませんでした。