「千羽鶴」という谷川俊太郎氏の詩にちょっと刺される。感傷の糸につながれて鳴かず飛ばずただそよかぜにゆれてーーあまりにはかない祈りのかたち千人針を縫った手が性こりもなく千羽鶴を折るああもどかしい日本!千羽は無力万羽も億羽も無力あの巨大な悪の不死鳥と戦うにはもう折るな不妊の鶴は祈るだけでは足りない誓うだけでは足りない